『危険な英雄』『非情都市』

宿題を提出して、映画館へ。久しぶりの池袋新文芸坐
タケさんに会った。『先生を流産させる会』の制作部をやってくれた。


映画監督「匠の技」Vol. 3 サスペンス・アクション編
鈴木英夫監督『危険な英雄』(1957)
石原慎太郎が主演で、『危険な英雄』ってタイトル、「主演の石原慎太郎は演技の持続性がなくて、演出には苦労した」という監督のコメントが気になって観た。
石原慎太郎が他人の立場を全く顧みず、自分のキャリアだけを優先して勝ち抜いていく。
しかし最終的に石原慎太郎のせいで悲劇が起きる。
が、反省しない。
で、ヒロインにビンタされる。という話でした。
石原慎太郎の棒読み感が凄くて、息子の死を知った直後の母親に「いやぁー大変なことになりましたねー」と話しかけるとこは劇場で失笑がおきました。


鈴木英夫監督『非情都市』(1960)
同じように記者の話だが、主人公の道徳に反した行動も欲望の強さを感じてノレた。主演の三橋達也の毒々しい説得力。
この主人公、どこまでいってしまうんだ?って緊張感が終始持続する。
「オレには人がニュースにしか見えない」ってセリフにドキッ。
音楽も良かったな。打楽器の。『危険な英雄』は音楽ものんびりしているんだよね。


その後、
パンフ用のインタビュー。