チョ・イルヒョン監督『#生きている』(2020)
ゾンビパニックが発生した状況で、マンションで引きこもり生活をする若者を描く。ミニマムな視点に絞っているところが面白かった。
向かいのマンションにも生存者がいることが判明して、コミュニケーションをとるところもいい。
中盤からアクションが増えると、普通のゾンビ映画っぽくなってしまうのが、やや残炎。ゾンビ映画としてのクオリティは高いものの、序盤の独自性が薄れてしまう。
ネット環境が途中で切断されてしまうが、ネット環境が生きたまま、ネットだけ交流できた方が面白かったんじゃないか。その方がコロナ禍とも親和性は高い。