『カランバ』野外上映

仕事をして、半休を頂いて、カナザワに向かった。
『カランバ』の野外上映だ。
新幹線のなかで進めている企画を練る。家でうんうんと悩んでいることが、こうゆう移動中のときにポンといい案が浮かんだりする。
雨が降りはじめる。カナザワ映画祭主催が『カランバ』の野外上映が決行できるかどうか迷っていることをつぶやく。TL上で盛り上がる。
オレは到着がギリギリで上映開始に間に合うかどうかドギマギした。
雨天でも決行が決まる。ちょっとぐらい濡れても、野外で『カランバ』が観られればそれでいい。
オレは上映開始10分前に会場に到着。会場前のダイソーに行く。『カランバ』観客が集まり、雨具がガンガン売れていた。

上映がはじまる直前に雨が止んだ。そして上映後にどしゃ降り。『カランバ』に優しい天候。
『カランバ』は非常に真っ当なモンド映画。もっともらしいナレーションと共に羅列される残酷映像。スタントの事故死や鳥葬といったガチもあれば、拷問で腕を引きちぎられる人の肩が膨らんでいるみたいな下手なフェイクもある。時折、扇情的なエロが冗長に挿し込まれる。
白人がイルカと友好的に触れ合うシーンの直後に、イルカ漁をしている日本人を野蛮人として映す偏見が面白かった。
上映前の盛り上がりも含めて愉快な鑑賞体験となった。
大畑さんと合流し、打ち上げに参加。主催の小野寺さんや佐々木浩久監督や高橋ヨシキさん、ぢょーさんらと飲む。
美味しい料理を食べ、美味しいお酒を呑んだ。

のどぐろの姿焼きが格別に旨かった。
佐々木監督や高橋さんから商業での闘っていき方について話を聞く。
自主映画監督はどんなに悪条件でも商業の話をもらえたら舞い上がってしまう。でも冷静にならなければならないんだなと感じた。
やっぱ、アレ、断って良かった。
2軒目はゴールデン街っぽい小さな飲み屋。DVDがいっぱいあって、『悪魔の沼』や角川映画の予告篇を観ながら呑んだ。
2時ごろ解散。
大畑さんの大学時代の友人の実家に泊めてもらった。