トニー・スコット
自分のおこづかいで映画館に行くようになったころ、『エネミー・オブ・アメリカ』を観て感動した。
ビデオで過去作を観た。
モテなかったので特に『トゥルー・ロマンス』に胸キュン。
『ドミノ』『マイ・ボディガード』のカチャカチャした画面はさすがにどうだろうって思って、シネフィルが突然褒めはじめたのも意味分かんなかったし。でも『デジャヴ』を観て、トニー・スコットのカチャカチャは本気だ!!と惚れ直した。
今では『ドミノ』『マイ・ボディガード』も好き。
時速80キロで走る電車のうえで撮影した『アンストッパブル』の現場で、トニー・スコットは毎朝「果たしてこんな危険を冒してまでつくる価値はあるのか?」と自問自答していたらしい。
誠実な人だったんだろう。
僕は『アンストッパブル』を最悪に落ち込んでいたときに観て、救われた。
半年くらい放置していた『先生を流産させる会』のポスプロを再開したのは、『アンストッパブル』を観た次の日だった。
トニー・スコットが飛び降り自殺しなきゃいけない世界なんて、
最悪だ。