廃棄少女、仙台へ行く

金沢駅から仙台駅に向かってゴー!
徹夜明けなので車内で爆睡。乗り継ぎしつつ爆睡。
仙台駅に到着。懐かしい。
2年前に『牛乳王子』を上映して頂き、自分もこの地に来た。
勾当台公園にて小雨の中チキンカレー。
会場に着いて、仙台短篇映画祭のスタッフである高橋さんや庄司さん、主催の菅原さんの顔を観た瞬間にほっとした。
2年前に2日会っただけなのに。
観賞した映画よりも、スタッフさんの顔を観た瞬間がいちばん感動的だったような気がする。
特に会場に入ってすぐに高橋さんと会った瞬間は涙腺に来た。すぐに握手をした。今回の司会を担当し、『牛乳王子』を上映時のトークの司会も担当してくれた。『牛乳王子』のミュージカル曲・『廃棄少女』音楽担当の両隣さんと同級生でもある。

カナザワとかぶってたから悩んだけど、無理してでも来て良かった。


『なら国際映画祭 3.11 A Sence of Home Films』
ジャ・ジュンクーのが良かった。


311仙台短篇映画祭映画制作プロジェクト作品『明日』
満席!!!
毎回満席らしいが、本日は最終回なので特に賑わっている。
年齢層が幅広い。


単にあいうえお順に並べただけなのに、
41人の監督の311以降に対する捉え方が全員異なっているようで、
どこか繋がっているような不思議な感覚があり、
刺激的だった。



「流血シーンのある作品もございます。予めご了承下さい。」
…オレのことか???
2年前の『牛乳王子』上映時にもグロに関する注意書きがあったことを思い出した。
観てみたら、案の定、流血シーンはオレのだけだったw
でも意識的にそうした。
仙台短篇映画祭さんから311の企画を頂いたとき、散文的な映像詩や観念的なドラマ、それかほんわか系が多いだろうなと思った。
だったら僕は即物的な残酷アクションを撮るべきだろう。
「震災復興の企画でも変わらずに残酷映画なんですね。安心しました」
と仙台短篇映画祭のスタッフさんは笑った。
そうだ。
震災が起きたからって、「血が流れない映画は映画じゃない」という信念は揺るがないぜ!
なめんな、地球!!!
「震災以降、残酷映画は観ないようにしてたけど、内藤さんの作品で観ちゃいましたw」とおっしゃてた方も。
とてもいいことをした。
残酷映画が観られることがPEACEですよ。


翌日朝から仕事なので、打ち上げは欠席して、帰京。

カナザワ映画祭と仙台短編映画祭の空気は全然違った。
映画の現場は監督の人柄が出るっていうけど、映画祭は主催者の人柄が出るんだなと思った。


『明日』は水戸短篇映画祭、山形国際ドキュメンタリー映画祭TAMAシネマフォーラム、浜松映画祭でも上映されます。

『廃棄少女』はロング版も編集する予定です。