WS(2) 映画に描かれてきた加害少年を演じる

[手かざしコントロール








[目隠しゲーム]
ペアになり一人が目隠しをし、相手が声をかけて、障害物にぶつからないようにしてゴールを目指します。












[少年法]
前回、子どもたちに「少年法」について調べずにアンケートに書かせました。今回は少年法の基本理念について説明しました。
少年法 第一条・・・この法律は、少年の健全な育成を期し、非行のある少年に対して性格の矯正及び環境の調整に関する保護処分を行うとともに、少年の刑事事件について特別の措置を講ずることを目的とする。
国親思想(パレンス・パトリエ)・・・国家は非行少年に対して親のように振る舞い、少年の健全な人格の育成に努めねばならないとする考え方。日本においては、少年法の理念の一つとして捉えられ、少年に対して成人と 異なる取り扱いを行う根拠の一つとして取り上げられる。


少年犯罪を題材にした作品のワンシーンを演じました。
まずはイタリア式本リハーサルを実践しました。感情を排して、抑揚を抑えてあえて棒読みのように読み、役柄や芝居を探るアプローチです。ジャン・ルノアール監督が実践した演技指導です。
次にグループに分かれて、個別練習を行います。子どもたちで話し合い、演技プランを練ります。
その後に集まり、グループごとに発表します。
子どもたちの多くが作品を未見だったので、「キャラクターの背景に何があったのか?」「関係性はどのように変化していくか?」演じたうえでどう思うか質問しました。

また扱った作品には年齢指定があるので、注意するように伝えました。

[演技1 殺人に関わった少年]
BULLY』:デレク、友人に殺人を告白
カナリア』:由希の万引きをとがめる光一
『蠅の王』:サイモンの死に動揺する少年たち








[演技2 犯罪集団の一員になった少年少女]
『ゲットダウン』:廃棄を頼まれた車に遺体が隠されていた
『時計仕掛けのオレンジ』:不良仲間の反抗
『ブリングリング』:犯行発覚のニュース映像に動揺
『蠅の王』:ラルフとピギーの抗議
BULLY』:ボビー殺害後リサとクローディアの会話



















[演技3 加害者になることを選択した少年]
少年と自転車』:ウェスを信じる、ウェスから学ぶ、ウェスに捨てられる