『コンビニ人間』

村田沙耶香コンビニ人間

コンビニ人間

コンビニ人間

こちらも読書芸人の影響で。
日本人的な「普通」への強迫観念を感じた。
大学生のころ、父親に「正社員じゃない奴は人間じゃない」って言われたことを思い出した。


「そのとき、私は、初めて、世界の部品になることができたのだった。私は、今、自分が生まれたと思った。世界の正常な部品としての私が、この日、確かに誕生したのだった。」
「普通の人間っていうのはね、普通じゃない人間を裁判するのが趣味なんですよ」