『エスター ファースト・キル』『ダンジョンズ&ドラゴンズ』『トリとロキ』『コンパートメントNo.6』『逆転のトライアングル』

ウィリアム・ブレント・ベル監督『エスター ファースト・キル』(2022)

ツイストは良かった。

撮影当時26歳であることが現われる顔に違和感は拭えず。10歳前後の役者で観たかった。

 

ジョナサン・ゴールドスタイン、ジョン・フランシス・デイリー監督『ダンジョンズ&ドラゴンズ』(2023)

めちゃくちゃ面白かった。

近年のマーベル映画に求めていて、なかったシンプルな娯楽性。

 

ダルデンヌ兄弟監督『トリとロキ』(2022)

題材の現代性と、芝居の密度の高さ。

ラストの悲劇は辛かった。メッセージのために殺されてしまったような印象もあった。

 

ユホ・クオスマネン監督『コンパートメントNo.6』(2021)

中盤は長く感じたが、終盤の展開が良かった。可愛い。

 

リューベン・オストルンド監督『逆転のトライアングル』(2022)

キングスマン』のときは頼りなかったハリス・ディキンソン。本作ではその頼りなさが適していて良かった。

夭折したチャールビ・ディーンも魅力的。

金持ちと金持ちに奉仕する労働者と金持ちと顔を合わさない労働者という三層がある。という視点は秀逸。

図式的なところもあるが、金持ちにも階層の違いや微妙な揺れを描いてて良かった。

島でのサバイバル生活はよくある展開でもあるので、物足りなさも感じた。

ラストの切れ味は良かった。