劣等感

昨晩の明け方に盛り上がった下ネタを思い出し、何一つ面白くなかったと気づく。


泊めてもらった友だち夫婦の家でたこ焼きをつくりながら、大学時代の友だちみんなでダベる。
オレはフラレたことを報告。「毎回付き合ってる女を他の男に奪われるってことは内藤さんに問題があるんじゃない?」とグサっとくる真実を女子に言われる。「ソーシャルネットワーク」の「アンタがモテないのはオタクだからじやなくて、性格が悪いからよ」という台詞を思い出す。
誰々はお見合いするとか、誰々は結婚したとか、誰々は妊娠したとか、誰々は子どもが産まれたとかいう話を聞く。
みんな、ちゃんとしてる。
なのにオレはフラれて、妊婦を流産させようとする子どもの映画を撮っているのか。
劣等感。


友だちの赤ちゃんと遊ぶ。はなちゃん。
最初は泣かれたが、だんだん笑顔をみせてくれてきた。
赤いものが好きで、オレが着ていた「恐怖女子高校 暴行リンチ教室」Tシャツに興味を持った。
「ほらほら〜ぼうこうりんちきょうしつだよー〜」といってあやした。
一緒に「お母さんといっしょ」を観た。震災の影響でバックダンサーが子どもから大人になってた。
幸せな空気をいっぱい吸って、東京に戻った。


淋しくなったので、元気になれそうな映画を観た。
「エンジェルウォーズ」@新宿ピカデリー

インセプション」は精神世界の構造のロジカルさが利口ぶってて、感じが悪かった。「エンジェル・ウォーズ」は現実世界とされている世界も現実感はなく、精神世界が3つ並列されている感じがした。そこに「戦闘美少女が観たい!」っていう欲望が純化されてて、「わーい!」って愉しめた。
ザック・スナイダーはスペクタクルがやりたいだけで政治になんて興味がないのに、「ドーン・オブ・ザ・デッド」「300」「ウォッチメン」と政治色の強い企画を任されて毎回微妙だったように思う。素直にバカをやれた「エンジェル・ウォーズ」は爽快!