「アンストッパブル」大傑作!!!

「ミチコの妊娠」(仮)の撮影予定日だった。
佐野組撮影4日目をぶっこんだ。
超寒かったけど、パンイチになった。ノー・ヒートテック ノー・ライフ。


撮了後、トニー・スコットの「アンストッパブル」の公開初日だから観に行こうと提案。後輩は卒論だとか美学校の授業だとか大畑組のオールスタッフミーティングがあるから行けないという。
大畑組のオールスタッフミーティングは行った方がいいけど、
卒論や授業より「アンストッパブル」を公開初日に観ることのが大切!と諭したが、聞いてもらえなかった。


アンストッパブル」@新宿バルト9
スゴイ!スゴイスゴイスゴイ!ちょーおもしろい!ありがとうトニー スコット!
「デスプルーフ」で女子たちが反撃するシーンに匹敵する多幸感に溢れている。
「暴走列車を止める」という物語のシンプルさにど直球で答えているとこに感動。「サブウェイ123 激突」はゴチャゴチャしてて、ノりきれなかった。 ジョン・トラボルタの策略が何だったのか映像的に分かりづらい。
暴走列車のモンスター感溢れるルックスがかっちょいい!
しかも今回は地下鉄じゃなくて、野外を走る列車だからいろんなアングルで捉えられるのよね。空撮でがーって列車を追うショットが気持ちいい。
デンゼル・ワシントンがプロとして職務を全うするために命の危機へ陥る可能性を悟り、家族へ電話をする。普通なら終盤に持っていくこの展開を序盤あたりに持ってきている。そこが凄い。つまりさ、速攻で危機的状況が分かるってとこにプロとしての凄さがあるじゃん。速攻で家族に別れを伝える愛と強さが表せているじゃん。で、その後の闘いは、もう家族との別れを覚悟した非常にハードなものになってくる訳よ。その厳しさが凄いと思いますよ。
デンゼル・ワシントンも、「スタートレック」のクリス・パインも、「デス・プルーフ」のロザリオ・ドーソンも、いい!家族を愛し、プロとして闘う「強さ」のあるキャラクター。「繊細さ」を売り物にするキャラクターがオレは嫌い。
トランスフォーマー/リベンジ」のベン・セレシンの撮影イケイケゴーゴー!
エネミー・オブ・アメリカ」以降組んでいるハリー・グレッグソン=ウィリアムズの音楽ゴリゴリ!
脚本はマーク・ボンバック。彼の脚本作「ダイ・ハード4.0」、結構面白かったもんなー。次回は「ナイト&デイ」ジェームズ・マンゴールドの新作だってよ!愉しみー。
トロン:レガシー」の競技シーンは観客の演出ができてないので盛り上がれない。「インビクタス」のクライマックスは観客のリアクションがあるからこそ盛り上がる。「アンストッパブル」は観客の演出が完璧。
アンストッパブル」は「第九地区」「キックアス」級の優れた娯楽映画だと思う。


最高過ぎて家飲み。
大畑組のオールスタッフに行ってた星野くんと、中野で迷ってた同期の山形が加わり、
サブウェイ123」を流しながら男5人で飲む。