ベンダ・ビリリ

なんも予定がない休日。あぁ怖い。
もともとは1人で遊ぶのは好きなんだけどなぁ。あぁ怖い。
なんとなく電車に乗って、なんとなくで原宿で降りる。
キラキラした街の雰囲気に負ける。
呆然としてたら、日が暮れた。


なんか映画を観ようと思いつつ、うろうろ。
渋谷まで歩いて、「ベンダ・ビリリ」を観ることにする。
大正解。

最高!上映後、拍手起きた!
ホームレスの障害者たちがガラクタで作った車椅子に乗り、ガラクタで作った楽器で演奏するドキュメンタリー。
持たざる者のために音楽は鳴り、映画は上映されるのだと再認識した。
BECK」の一億倍ロックだね。

コンゴどん底社会のドキュメントにもなっている。「つらいよー」っていう愚痴モードじゃなく、「やるしかないし、なんとかなるでしょ」っていう楽天性が感動的。
リーダーは自分たちと同じようにどん底で生きている子どもをメンバーに入れる。
彼らが夢見る音楽的成功には、盗みで生きようとする子どもたちに、音楽で生きていくことが出来るんだと証明しなければ、という切実さがある。ラストで明かされる子どもへの想いはぐっとくる。
こーゆー子どものためにオレら大人が頑張んなきゃねっていうの、好き。