後輩に優しくないオレ

映画美学校フィクション・コース初等科2009年度修了製作実習作品発表会を観た。
http://www.eigabigakkou.com/2009_fic_recital/


磯谷渚監督の「わたしの赤ちゃん」が突出して面白かった。強烈なテンションで語られる歪んだ世界観に圧倒された。ヤバい。陰惨な姉妹の憎悪をコメディのノリで撮ってるとこが凄いです。ちゃんと笑えたし。大工原監督も初等科修了制作の枠が15分になってから初めて成功した作品と評価してました。
伊野紗紀監督「正当防衛」は駆け足でバタバタ動き回るカメラワークが主人公の多忙さとマッチしてて良かった。撮影は中瀬慧。黒沢清監督も褒めていらっしゃった。やったね、中瀬くん!拙作「先生を流産させる会」に主演してくれた宮田亜紀さんが本作でも主演。美学校作品にひっぱりだこです。
石川貴雄監督「くちびるコミュニケーション」の自主映画らしい混沌にはちょっと惹かれた。
本田雅英監督「恐竜いらない」は現代の一般観客にはいちばんウケるだろうなと悔しく思った。
13期の打ち上げに参加して、内藤組にきてくれた後輩が、女優といい感じに話していたので、割り込んで、下ネタをいって、恋路を邪魔した。
映画はつくってもいいが、彼女はつくらないで欲しい。
打ち上げは3次会で抜けて、中野で冨永さんと大工原監督とちょっと飲んで、冨永さんちに泊まりにいく。
で、また夜中に同期の女子へ迷惑電話をかける。ダメ人間です。