『ジャッジ・ドレッド』

ダニーキャノン監督『ジャッジ・ドレッド』(1995)

 アメコミヒーローを演じるシルヴェスター・スタローンが、開始30分でコスチュームを脱いでしまい、そのあとはムキムキの腕をさらけだして闘います。「いつものスタローン映画じゃねーか」と突っ込みたい方には、「だからいいのです」とお答えしたいです。「核戦争後の未来都市では、犯罪者を逮捕した場で判決を下し、刑執行を行える治安維持部隊ジャッジが存在する」という設定なんて、あっさり吹き飛ばすスタローンのスター性を味わって欲しいです。最近ブルーレイ化されたときのジャケットでも、コスチュームは着てないですからね。

 だから、西暦2139年の精密なマシンをスタローンが殴って起動させたら、感嘆の声を上げて下さい。
 敵キャラも人喰い家族・戦闘ロボット・クローン人間と、スタローンに相応しいです。特に一家のサイボーグ次男坊が魅力的で、額にあるメモリをいじると暴れだし、一人重厚な芝居をするマックス・フォン・シドーを刺殺する場面が必見です。
 クリストファー・ノーランのリアル志向が蔓延する以前のアメコミ実写化なので、「スタイリッシュ」や「哲学性」という概念とは無縁なヒーロー映画が堪能できます。



政治家って感性が腐っている人がなるんだな・・・
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