『フック』

スティーブン・スピルバーグ監督『フック』爆音(1992)黒沢清監督トーク
やはり満席。

相変わらず黒沢監督のお話は面白い。アメリカの雑誌が発表したスピルバーグ作品の面白いランキングで、『フック』は全28作中27位だったそうです。おそらくこの記事のこと↓
米誌がスピルバーグ監督全28作のランキングを発表
http://eiga.com/news/20121124/3/
リアルタイムで観て以来の再見。
どこに向かっているんだろうと呆然とする瞬間が幾度となく訪れる不思議な映画。鬱気味のフックが拳銃自殺をしようとしながら「オレを止めろ」と部下に命令する場面や、病的に時計を怖がって、時計を部下に金槌で壊させる場面が怖かった。
やはりロビン・ウィリアムズのピーターパン姿はグロテスクだし。
とはいえ、ピーターパンが記憶を取り戻すとこや、娘が「あたしは信じる」というとこは泣いちゃったけど
支離滅裂でありながら、条件反射的に感動させてしまうとこは凄い。