『スーパー8』『死ね!死ね!シネマ』『ソラからジェシカ』

『スーパー8』@渋谷TOEI

エイブラムスは『エイリアス』『LOST』『M:I−3』『スタートレック』で現代の観客を意識し駆け足で物語を語ることを心がけてきたが
、本作ではどしんと王道スタイルで撮ることにトライした勝負作だったと思うんですが、
その結果アレレ?ってとこが散見する仕上がりになったと思う。
単純に宇宙人に興味がなかったんだと思う。
エル・ファニングが反則的に可愛い。ダコタ・ファニングの妹。
ゾンビメイクをした顔にときめくっていう間違っているとこも共感。ふざけて噛みつくとこなんて、キャー!だよ。宇宙人の印象は全然、残ってない。
オマケの8mm作品は良かった。マイシャローナも最高のタイミングでかかった。映画美学校の修了制作より優れていると思う。何より職人魂があるのがカッコイイ。『ゾンビガール』の12歳の少女が撮ったゾンビ映画も同じくらい良かった。



試写『死ね!死ね!シネマ』@映画美学校
惨劇が繰り返されるけど、
不思議とすげー爽やかな気持ちになる映画でした!
ラストのあの子の眼差し!いいっす!
篠崎さんは『怪談新耳袋 怪奇』のインタビューで「中学生ノリを大事にしたい」的なことをおっしゃっていたと思うんですが、
『死ね!死ね!シネマ』もそのノリを感じた。
行儀の良さなんてクソ喰らえな初期衝動性というか。
そこにキュンとくるものがあり、『スーパー8』より素敵。


佐向大監督『ソラからジェシカ』試写@池袋シネマ・ロサ
職人フェチとしては落花生工場のディティールに萌えた。
クライマックスでの落花生の割れる音と噛む音も良かった。
あとジェシカ、可愛かった。小麦色の肌にピンクジャージっていいなって思った。