第13回ショートフィルムコンペティション:レポート

拙作「牛乳王子」が上映された第13回ショートフィルムコンペティション。会場は調布文化会館たづくり。
屋台がでていた。寒い日だったので、 カニ汁(限定200食・無料)に救われる。でも室内で飲食できないのはつらい。雨にも負けず青島ビール飲んで、どじょうの唐揚げ食う。
会館内で水木しげる展をやっていた。名誉市民なんですね。墓場鬼太郎の原画がみれた。
「牛乳王子」のカメラマン・穴原くんと合流し、会場へ入る。

表彰式。審査員のコメント。瀬々敬久さんが「他ではかからないものをやってる」とおっしゃったように、他の自主映画コンペでは落選した作品が多く上映されている。記念撮影。
A〜Cプログラムまで全作品を鑑賞。美学校関係が多かったが、全体的に実験映画や映像詩が多いので、美学校作品が保守的に映った。
姫嶋聖治監督の「いそめ」がやばかった。無茶苦茶な方角へうねる脚本。荒々しいカメラワーク。ぎょっとするほどのオーバーアクト。チープなメロドラマだが、過剰なチープさがドラッギーなグルーヴ感を生んでいる。完全にいっちゃってる。気狂い映画。
伊藤淳監督の「魔眼」は技術的にレベルが高かった。柳下毅一郎さんも評価しているが、室内シーンのカット割、照明は特にうまい。話の運びも30分映画として正しい。
「童貞をプロデュース」の梅澤嘉朗(童貞2号)監督の「ライク・ア・ローリング・ストーン」は笑った。題材的には「牛乳王子」と兄弟的な作品ですよね。「童貞の報われない恋愛」っていう。監督・主演の梅澤さんの説得力のあるダメ男感と、フィクションをドキュメンタリーでサンドイッチする構成が良かった。何よりヒロインが可愛かった。
「夜の太陽」「climax」はかっちょよかった。
「牛乳王子」はまぁーそんなにアウェイじゃなかったかな。それなりにクスクス笑ってた人もいたし。ただしこちらの用意した上映素材に不備があり、映像にノイズが入った。観客の方々、キャスト・スタッフの皆さま申し訳ありません。打ち上げでは「傘を開くシーンが意味分からないけど良かった。でもなんで傘を開くんですか?」とよく質問された。他の映画祭でも同じようなことをよく聞かれる。なんで開くんだろう。あそこは感覚的に書いたからよく覚えていないのです。
打ち上げで加賀賢三さん(童貞1号)とも話す。オレは梅澤さんと加賀さんとタメであることを知る。いつか一緒に上映会やりましょう。加賀さんの新作の完成愉しみにしてます。
映画祭でニアミスが続いた山田園子さんとようやく会えた。
選考の帯谷さんは去年上映された「教育刑事」のこともよく覚えていてくれて、「内藤映画には加藤くんは欠かせないよなー」と。いつかコンビ復活したいですよ。。。


第13回ショートフィルム・コンペティション審査員講評
http://www.chofu-culture-community.org/forms/info/info.aspx?info_id=15705
意外と瀬々さんの評価が良かったのですね。