『ボストン ストロング 〜ダメな僕だから英雄になれた〜』
デヴィッド・ゴードン・グリーン監督『ボストン ストロング 〜ダメな僕だから英雄になれた〜』(2017)
邦題はなんか違う気がする。
英雄扱いされることへのプレッシャーから英雄であることを受け入れる展開が、自分はまり馴染めなかった。『父親たちの星条旗』みたいな、英雄扱いが人生を踏み潰す話のほうが納得出来た。
義母と妻の関係がちゃんと解決しないまま終わってしまった。
妻の夫への想いも、いまいち掴めなかった。腐れ縁のような関係で、両足を失ったことへの同情や、それが自分との関わりがきっかけとなった罪悪感が背景にある。そこの解消を見たかった。
実話ベースのわりに、主人公の家族が酷い連中として描かれていて、感心した。