『ザ・ブルード』『地下鉄道 ~自由への旅路~』第5話

デヴィッド・クローネンバーグ監督『ザ・ブルード』(1979)2Kレストア版

手摺についた血の手形。スノードームで穴が空いた壁。走り去る後ろ姿。雪道を歩く3人の少女。ハンマーでボコボコに殴られる先生。「これでもぉ?」。薄い膜をすーっと裂いてからの胎児ペロペロ。博士フルボッコ。破壊されたドアから飛び出す怪物的な子どもの手。娘の腕に出来た小さな突起。VHSでしか観たことがなかったので、美しい画面で拝められて感無量。

小学生の時に母に勧められて観た。怪物的な子どもを産み出すお母さんを、お父さんが絞め殺す話だったので、「お母さんはどういうつもりで僕に勧めたんだ??」と困惑した。

母は自分を妊娠中、子どもを好きになれるかしら…という不安もあったそうで、そことリンクしたのかな、と子どもながらに思った。

思い出深い映画。

 

 

『地下鉄道 ~自由への旅路~』第5話

焼け果てた荒地。

ハンガーストライキによって抵抗する黒人が餓死する。