『フロリダ・プロジェクト』

ショーン・ベイカー監督『フロリダ・プロジェクト』

児童福祉的にはアウトな母親を安易に断罪せず、彼女との生活の楽しさを子どもの視点で描いているところが映画を伸びやかにしている。
管理人は優しさのあるアクションを起こすが、かといって母子の抱える問題を解決できないところには誠実さを感じた。
ラストは驚いた。映画にしかできなマジック。救済とも絶望ともとれる飛躍。