『偽大学生』『嘆きのピエタ』『ザ・ブルード 怒りのメタファー』

『偽大学生』
無茶苦茶なことを次々とするのに瞳がピュアに輝き続けるジェリー藤尾が怖い。大騒ぎする周囲に向ける若尾文子の暗い眼差し。「国家のために!」といって暴力を振るう奴は信用するな、というお話でした。


試写『嘆きのピエタ

洗練されたスタイルを自ら壊してる感じ。Bカメをキム・ギドクがまわしていて、画面がぐらついたり、妙なところでズームしたり。ゴツゴツしていて、生々しい。そして、まさかと思ったけど、クライマックスでうるっとした。


ついに『ザ・ブルード 怒りのメタファー』をスクリーンで観ることができた。

初見は小学生のとき。母から「クローネンバーグ映画のなかで一番好き」と勧められて観た。怪物のような子どもを産んだ女性を旦那が絞め殺す話なので、びっくりした。