『はじまりは国芳−江戸スピリットのゆくえ』

横浜美術館で『はじまりは国芳−江戸スピリットのゆくえ』観てきた。
歌川国芳は、ロックでいうとホワイト・ストライプス的な立ち位置なのかなと思ったりした。古典を現代的に翻訳する知性がありつつ、荒々しいエナジーもあって、とにかくかっちょいいっていう。
トラウマ級だなと感じたのは月岡芳年の『奥州安達がはらひとつ家の図』。妊婦が吊るされて、老婆が包丁を研いでいる絵で、当時発禁になった。不治の病の娘を救うには胎児を食べさせるしかないという占いを信じた老婆が、妊婦を捕えて殺すのだが、その妊婦は生き別れたもう一人の娘だった気づくってストーリーが裏設定。
川瀬巴水の風景画が良かったんだけど、画集は6000円もしたので断念。
代々木公園。