『THE GREY 凍える太陽』

ジョー・カーナハン監督『THE GREY 凍える太陽』(2012)@新宿ピカデリー

死の予感が全篇漂うなか、リーアム・ニーソンが淡々と闘う。お金がかかっているわりには吃驚するくらい地味だったけど、好き。
画面奥から狼がやってきて、下手にパンしたら別の狼が目前に迫っているってショットにドキっとした。
ジョー・カーナハン監督は『NARC ナーク』(2002)の鬱々しい暗いトーンが良かった。『スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい』(2007)はガイ・リッチ−的な陽気な世界から、終盤は鬱々しい暗いトーンに突入。『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』(2010)は完全に「陽」に振り切ってて、今作は逆に「陰」。


宮田亜紀さんの舞台挨拶の様子がシネマトピックスに掲載されてますー
http://www.cinematopics.com/cinema/c_report/index3.php?number=6709