トッド・フィリップス監督「ハングオーバー!」、切ない

・ 演劇の打ち合わせ
シネセゾン渋谷で「ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い」鑑賞。
・ 満席の会場で、みんなでゲラゲラ笑って、最高に楽しい映画館体験。男性キャラ4人は「恋と縁のない男」「恋に落ちた男」「結婚生活に期待感を抱いている男」「結婚生活に倦怠感を抱いている男」と、男性の恋愛に関する立場を多角的に示している。
・ 病院で遭遇する醜悪な老人は彼らの未来。
・ 男同士のバカ遊びを許さない女にスチュがキレるシーンでのフィルの笑顔が感動的。泣けた。フィルは離婚したいのだけど(序盤で告白しようとしたことはそれだろうか。)、子どもがいるからできないのかもしれない。だから笑顔が切ない。
・ 女といるときより、男同士でバカやっているときが人生でいちばん愉しい。でもその時間は永遠と続かない。僕たちは愛する女や子どもとの生活を支えていかなければならない。それは愉しい日常であるが、愉しいことばかりではない。
・ だから帰り道、凄い切ない気分になった。男友だちと本当に遊んだ帰りみたいな気分。