『セックス・エデュケーション』S3E1~E3

『セックス・エデュケーション』シーズン3第1話

待ちに待ったシーズン3配信。

イケてるグループのトップ・ルビーとセックス・フレンドになっているオーティス。なぜか微妙な髭を生やしている。ルビーはダサいオーティスと付き合うことを隠すが、噂が広まり、関係を認める。

メイヴはダークブラウンでパッツン。シーズン1の金髪ちょいピンクが好きだった。

彼女をイカせられない男がペニスにコンプレックスを抱く。セックスセラピーをやめたオーティスとメイヴが偶発的にセラピーを行うことになる。サブプロットの活かし方が巧い。

廃トイレではいい加減なセックスセラピーが行われている。ノンバイナリーの生徒が着替えをしたり、教師が喫煙したり、生徒や教師にとっても、救いとなる場所だったことが分かる。しかし新校長によって破壊されてしまう。

 

『セックス・エデュケーション』シーズン3第2話

エリックがアダムにメイクをして、アダムはしゃいでる場面がいい。エリックはセックスに乗り気だが、アダムは躊躇している。実はアダムは「ペニスを入れて欲しい」と伝えたかったが、なかなか出来なかったことが分かる。可愛い。

ルビーはオーティスをオシャレなファッションに改造。髭も剃る。自分らしくないと感じて、いつもの服装に戻る。不思議とそっちの方がオシャレに見える。ルビーも彼氏と認めたら、

元校長と奇妙な音楽教師が接近。

シーズン2で描かれたバスでの性被害の後遺症はまだ残っていた。彼氏との接触を避けてしまう。

メイヴとアイザックの関係は順調。進展しそうな瞬間にアイザックは告白する。シーズン2最終話で描かれた、オーティスのメッセージの削除。それによって、メイヴはアイザックから離れてしまう。アイザックから告白するアクションがあることで、アイザックへの共感は保たれる。

メイヴは新校長に言われて、鼻ピアスを外す。進学を目指し、経済的に困窮するメイヴにとって抗いがたい存在になる。

ペニスが描かれた壁も歴史があるから残すべきと、キャルが主張するのが面白い。内申点のため、新校長に取り入ろうとするヴィヴィアンとぶつかってしまう。

 

『セックス・エデュケーション』シーズン3第3話

夫婦のセックス中に、その振動によって落下した電子レンジで犬が圧死する。ショッキングな場面から幕を開ける。ジョークにしてはキツいなと思っていたが、こちらがサブプロットしてきちんと進行していた。夫婦はその後、過剰にセックスにのめり込んでいく。愛犬の死を受け入れられない妻が、セックスに没頭していたのだ。最終的に夫婦セックスをやめて、愛犬の死を悲しむ

共同生活がはじまる。オーラとの喧嘩。

制服が導入される。新校長は厳しく取り締まる。ノンバイナリーのキャルはダボダボのズボンをはいているが、スカートを薦められる。奇抜なファッションのリリー。メイヴの髪型。オーラのLGBTQIA+バッジ、も校則違反ど批判される。

エイミーは過去の性被害とジーンのセラピーを利用して向き合っていく。女性器が普通に画面に映った。セックス場面じゃないからいいのか?性器を恥じることないというメッセージになっていると感じた。

ぎこちないダブルデート。ルビーとアダムはキム・カーダシアンのリアリティ番組ファンであることが分かって、打ち解け合う。オーティスが親友エリックの彼氏アダムの良さを理解していく、というのもいい。

ルビーが身体障害のある父をオーティスに紹介する。オーティスの優しさにルビーは惹かれる。電話で「愛している」と初めて伝える。ところがオーティスは「愛している」と返さず。このときのルビーの表情の変化が胸に迫った。「ついに言った」という表情から、期待を込めた表情、そして現実を受け止めきれない動揺の表情。シーズン2同様、「オーティス、酷いよ」と感じる場面が続く。