深田晃司監督『淵に立つ』(2016)
頬を打つアクションの反復、4人で寝転んだ構図の対比、親蜘蛛・子蜘蛛や信仰の犬型・猫型の挿話。
娘の不幸によって、妻が信仰を失い、夫が自信を取り戻す皮肉。
夫も妻も家族にフラストレーションを抱え、それを破壊してくれる存在を求めているようにも見えるのが面白い。
イリヤ・ナイシュラー監督『Mr.ノーバディ』(2021)
中年の危機をアクションに浄化。『96時間』や『ジョン・ウィック』より『アメリカン・ビューティー』っぽい。
終盤にRZAとクリストファー・ロイドが集結するところが最高。
ジョー・カーナハン監督『コンティニュー』(2021)